ゼロ一獲千金ゲーム｜ キスシーン（加藤&間宮）が美しいと大評判！［5話］が分かる！

「部屋は全て同じ。君たちは何？」

第4話に引き続きゼロ達は三角形の部屋に閉じ込められている。

果たして25個の選択肢のうちどれが正解なのか。

刻一刻とゼロの水没が近づいている。

A

O

このマークの

意味するところは角度を意味する。36°

ここまでは理解できた。

しかし、この36という数字が何を意味するのかはわかっていない。

間宮祥太郎（末崎セイギ）がパッドを独占してしまい、

ロシアンルーレットで25個の数字のうちランダムに決めると言い出したので、

加藤シゲアキ（于海零）はケンドーコバヤシ（末崎さくら）をコントロールしてなんとか回答権を奪ってもらう必要があった。

算数や数学といったものが全く生に合わず虫酸が走ってしまうさくら。

しかしなんとかやる気を出してもらおうと必死に言葉を投げかける。

セイギが高校をたった1日で中退した人間にわかるわけないと鼻で笑う。

しかし、ゼロはその数学の成功体験をさくらは経験したことがないだけだと励ます。

さくらは三角形を描き考え始める。

三角形の内角の合計は180度。

まずはそこから理解させる。

◯を描かせて、直線を引いてもらう。

すると角度は180度。

だからこそ三角形の内角の合計は180度となる。

しかしさくらはそれさえも理解できず、投げ出してしまう。

ゼロは方向性を変え、ハンカチを取り出すように指示する。

ポケットの中をまさぐると、ハンカチはなかったが千円札が見つかった。

ゼロ曰くそれでも代用可能だ。

まず1000円札を半分に折って、さらに半分に折って三角形を作る。

三角形の内角の合計が180°になる証拠をこれから見せる、と宣言する。

何度も何度も千円札を小さく折りたたむことによって、

千円札は一直線になった。これが何よりの180°になる証拠だ。

初めて数学といったものを理解できたさくらは嬉しそう。

これさえ理解できていれば、この三角形部屋の求めなければいけない角度が36度であることも分かる。

既に人間水時計も20分をすぎていた。

どんどん浸水してくる水に、焦り始めるが、冷静さを保つように自分に言い聞かせる。

引き続き36度の求め方をさくらに教えるゼロ。

求める角度 X を使い説明すると蕁麻疹が出てしまうので、

代用としてセイギの名前を記した。

そうすることによって、

この部屋は二等辺三角形なので向かい合う角度もセイギとなる。

一番大きな角度をさくらとする。

もう一つの隣接している部屋の角度をゼロする。

ここで、ゼロとさくらの角度を合計すると180度になる。

なぜなら一直線になるからだ。

さらに、セイギ2人分とさくらの合計も180度となる。

つまりこういうことになる。

ゼロはセイギ2人分は同じということになる。

隣接している部屋も二等辺三角形なので、

セイギ２人分の角度がもう一つある。

そして、この部屋と隣接している部屋を合わせた大きな部屋も二等辺三角形。

すなわちその角度もセイギ2人分となるのだ。

この部屋と隣接する部屋を合わせた大きな三角形部屋は、

セイギ5人分で構成されていることになる。

さてここで問題。

ではセイギ1人分の角度は何度？

180÷5人＝36度

さくらは生まれて初めて数式を解く喜びを知った。

この馬鹿さくらに問題を解かせたことに驚くセイギ

ここまでやる気にならせて、勢いに乗ったさくらはセイギからバッドを奪った。

ゼロの計算の第一歩はクリアした。

〜〜〜

標（佐藤龍我）の部屋でもまた別の戦いがあった。

黙って25個の選択肢のうちどれが正解かを標は考えていた。

ここで標は不意をついて、スナオに対して、

一番バカそうだからメンバーに選出した経緯を振り返り、

あれは褒め言葉だからと伝えるのだった。

しかし、ユウキの様子がどうもおかしい。

何か非協力的な様子がうかがえる。

〜〜〜

さくらとセイギはまたちょっとしたことで兄弟喧嘩を始めてしまった。

さすがにこれにはゼロも顔をしかめてしまう。

片方はヤクザだ、振り込め詐欺だ、兄がこんなだから俺やお袋がどんな厳しい状況に置かれてきたかを訴え、

もう片方は、 IT だ、  マネーゲームだ、やってることは変わらない、といがみ合う。

この2人が分かり合える日はやってくるのだろうか。

二人のいがみ合いは、平行線をたどり一段落して、

さくらがゼロの元に戻ってきた。

このゲームは追い詰められると追い詰められるほど、

切迫して思考停止となり、誤った回答を送信しやすくなってしまう。

それがもうひとつの罠でもある。

ルームGから解答「命」が送信され不正解だった。

初めての脱落者チームである。

セイギは、さくらを利用してゲームをクリアしていたことを見抜いた。

そして俺を不愉快にさせた罰として、ゲームの回答はギリギリまで送らないことを伝えるのだった。

また別の会場でも「海」「人」「地球」と回答がなされ次々と不正解を受けた。

顔まで迫る水位によって、間違いなく多くのゲーム参加者は冷静さを失っていた。

さくら「教えてくれよ先生！分からないってのはこんなに悔しいもんなのか。こんな気持ち生まれて初めてだ」

標「あっ。タブレットを見せて」

しかしタブレットはユウキが隣の部屋に持って行ってしまっていた。

急いで取りに向かうスナオ。しかし扉が開かない。

内側からロックをかけていた。その行動の意味するところとは。

チカラももまた拘束された水槽の中にいた。

チカラ「選択肢の中にダイヤモンドがありますか？もし生まれ変わるならダイヤモンドになりたい。決して傷つかない力強さがあるから」

その言葉を聞いたヒロシは、回答をダイヤモンドにすることを決めた。

どこかの部屋にはゼロがいる。

ゼロを信じてこその最終決断だった。

ヒロシは意を決して、ダイヤモンドで解答を送信した。

しかしそのような感情論で正解できるほど甘くはない。

当然不正解だった。

〜〜〜

残りはゼロチームと標チームの2チーム。

ゼロの口の間近まで水が迫ってきた。

ここでさくらは素朴な疑問を持つ。

　「なんで36度なんだ？」

閃いたのが花札を使ったバクチの「サブロク」

そこから導き出される答えは「カブ」だった。

果たして正解なのだろうか？

ゼロはさくらの放った一言が気になっていた。

外から見たらこの部屋はカブをスライスしたように見えるだろう。

外から見える景色。そして改めて観察するとガラス貼りの部屋。

少しずつゼロに推理する材料が集まり始める。

ここで36度という角度も合わせて考えると、ある答えに行き着いた。

問題の「君たち」とはそれぞれの部屋を合わせた全体像を言うのだと。

全ての部屋が同じ二等辺三角形だと考えれば、10部屋を合わせた形は十角形となる。

あとは鳥の視点からどのような形に見えるかを考えるだけだ。

〜〜〜

同時刻に、部屋に鍵をかけて中から出てこなかったユウキが表に現れた。

なんでわざと鍵をかけて、タブレットを独占していたんだと詰め寄るスナオに対して、時時間稼ぎのために嘘をついているんじゃないと交わすユウキ。

標はそんな二人を尻目に、今から言う答えがタブレットにあるかどうか確認するように求める。

「星」

それが答えだ！

標とゼロが答えにたどり着いた。

10部屋を結びつけて浮かび上がる図形は星だった。

「ん？待てよ」

標とゼロが選択肢をもう一度見せるように話すが、

標チームでは、ユウキがタブレットを独占して見せようとしない。

そればかりか、解答を送信しないと言い始める。

答えを送信するのは標が水没した後。

ユウキ「僕は未来の王を暗殺したい。これが真の革命だよ。」

スナオがユウキの暴走を許せるはずもなく、

力づくでタブレットを奪い、選択肢の「星」を送信した。

OUT

標「バカ」

「星」は不正解だったのだ。

確かに三角形を繋ぎ合わせて浮かび上がる図形は星のはずなのに。

〜〜〜

ゼロチームでは、なぜ正解が星ではないのか議題になっていた。

ゼロには、どうしても気になることがあるらしい。

タブレットの選択肢を確認しながら、星以外にも描くことができる形があることに気付く。

もうゼロの水位は限界に近づいていた。

解答したくてもしゃべることさえままならない。

そんなゼロを見かねてさくらはガラスをたたき破ろうと試みる。

さくら「金と命。どっちが大事かそんな簡単なこともわからないのか！」

さくらが振りかぶった時、

ゼロ「やめてくれ！みんなの命がかかってるんだ。もうこの部屋しか残っていない。失格したらだめなんだ。俺が正解しなきゃ他のみんなが死んじゃうんだよ。」

さくら「………….」

さくらがセイギからタブレットを奪い、選択肢を見せる。

ゼロ「これだ！16番、風車」

ここで鳥の目からの描写が映る。

確かにその形は、星ではなく、風車だった。

答え［風車］をさくらはタブレットにて送信した。

ゼロ「落ちます…..」

ゼロはタイミング同じくして完全に水没してしまった。

ルームCからの解答がモニター室に届いた。

safeを押すことを躊躇している峰子

SAFE

峰子「ゲーム開始より26分。正解者が出たので注水をストップします。これより排水に入ります」

さくら「もっと早く排水しろーーー、畜生」

体をぶつけたり、たたき破ろうとする。

〜〜〜

排水が終了し、各プレイヤーを拘束していた錠も解放された。

ゼロは意識を失っている。

先生、先生と何度も呼びかけるさくら。

しかし、応答はない。

「どけ！」

そこにセイギが割って入った。

セイギはゼロの心臓の鼓動を確認した。

しかし、すでにその動きは止まっていた。

セイギ「これであんたを認めたわけじゃない。とんだ偽善だ」

セイギは心臓マッサージを始めた。

１、２、３、４、５、６、７、８、９、10、

セイギ「生きろ！生きろ！」

ここでセイギはゼロに人工呼吸を開始した。

何度も何度もセイギは息を吹き込む。

〜〜〜

モニター室にて

在全「人類は自然界の中で圧倒的に弱い存在だったからこそ進化し、生きながらえてきた。迫り来る苦境を跳ね返す奇跡のような逆転。そこにはいつも突然変異による救いがあった」

セイギのことを示しているのだろうか。

峰子にゼロの事が怖いかと質問する。

峰子は心の奥底で、ゼロがいつか在全を脅かす存在になるのではないかと恐れていたのだ。

こうして在全はモニター室を後にした。

〜〜〜

心臓マッサージと人工呼吸によって、ゼロは息を吹き返した。

他のルームでもチカラと標が水を吐き、意識が戻った。

標はスナオに助けられた。

標「やっぱり君を選んで正解だった」

彼はきっとありがとうと伝えたかったのだろう。

〜〜〜

ゼロ「末崎さんが俺を？」

さくら「いや、、」

そこに峰子がやってきた。

正解したルームCの参加者にはリングが1つずつ配られる。

ゼロにとっては初のリング獲得となった。

ゼロの偽善者ぶりに嫌味を吐き捨て峰子は去った。

〜〜〜

とうとう迷宮のトライアングルゲームが終了した。

さくらに抱えられながら外に出た。

中庭には多くの傷ついた参加者たちが横たわっていた。

ヒロシとチカラが感謝を述べる。

そして水に濡れているゼロを見て、柱時計の状態で解答したことに驚いていた。

〜〜〜

さくらは峰子から預かったリングをセイギに渡した。

そして幼少期に自分のザリガニを殺したのが弟ではないとわかったと伝えた。

弟の奥底にあるやさしさに気づいたからだ。

リングを受け取り、素直に喜べない表情を浮かべながらセイギはどこかへ行った。

〜〜〜

セイギとユウキが海岸沿いで黄昏ていると、

そこにゼロがやってきた。

セイギ「なんだよ」

ゼロ「驚きました、お兄さんから聞いて」

セイギ「俺だって驚きだよ。あんな偽善。あんたに借りができるのがどうにも納得できなくてな」

ゼロ「ありがとう」

そう言い残すとゼロはその場を去った。

ユウキ「くだらない情なんて1円にもならない。最短で天下を取りたいなら、クールに下克上だよ」

しかし、わかってると言いつつ、セイギは

今までとは明らかに違った感情が芽生えているのが伝わる。

〜〜〜

みんなでおでんを囲んでる中、ゼロが切り出した。

どうやって水槽の中に入る人間を決められたか。

チカラ「サイコロで一番大きな目を出したから」

スナオ「標が奇数を出したから」

ゼロ「一番小さい目を出したから」

明らかに選定基準が矛盾していた。

考えられることはただ一つ。

部屋に入った時点で、誰が水槽の中に入れられるか決められていたのだ。

〜〜〜

峰子はある部屋へと向かった。

そこにはある若者がスタンバイしている。

峰子「友情と命を同時に破壊してほしい人間がいるの。史上最も恐ろしいこのゲームをフルに使って。残虐性においては誰よりも優れているあなたに。」

城山小太郎「ゾクゾクしちゃうね。これ。オーケーだよ、子猫ちゃん。」

いよいよ手越祐也が一獲千金ゲームに降臨する。