獣になれない私たち | 無料動画をお探しの方はこちら（6話｜11月14日放送）

突然のキス

5tapの前で恒星と話し込んでいた晶。
どうしても今は京谷と会いたくなかった。

タイミング悪く京谷がやってくる。
彼をこれ以上こちらに近づけないために、晶は恒星に急にキスした。

その現場を目撃した京谷は伏し目がちにその場を逃げてしまう。

さらにもう一組そのキスの場面を目撃している人物がいた。
それは呉羽と岡持だった。

呉羽は嬉しそうにそのキスを見て笑う。
すぐに店内に入って四人で乾杯することになった。

タクラマカンがビールを注ぐ。
呉羽は、頼んでいた橘カイジの会社情報の資料を手渡した。
まだ担当するとは決めていなかったが、それも含めて見てほしいらしい。

互いに先ほどのキスのことには触れず、それぞれの出身地などの話で盛り上がる。
ここで唐突に呉羽はこれから旦那の関係でパーティがあるから一緒に行かないと誘ってきた。
恒星はそこでは仲の良い友達と紹介するらしい。

それでもこの後晶と予定があるから行かないと恒星は断った。
やはり男としてのプライドが邪魔するのか素直になれない。

結局パーティーには呉羽は岡持を連れて行った。

〜〜〜

晶って呼んだ？

二人が出て行ってドアが閉まる。
晶は何も約束してないし名前で呼んだ？と確かめる。

そして面白くなって思い切り笑ってしまう。
なぜなら恒星が本当に呉羽のことが大好きなのが伝わってきたからだ。

そして何で急に結婚したのか、相手がどんな人なのかちゃんと知った方がいいんじゃない？とアドバイスを送る。

恒星は話を変えたかったのか、さっきのキスの続きがしたいと言い出した。
だけどこの前そのようなことが先に寝てしまったので晶はからかう。

すぐに寝る設定キャラに納得していなかった。

ここでさっき急にキスをしたことを謝った。
正直に京谷がいたことを伝えた。

今のタイミングで会いたくないからキスをしてしまった。

その話を聞いて恒星はガックシ。
言われなければこのままいい夢が見れたのに。

それぞれ悩みを抱えている。

京谷とどのようにしていくべきか。

橘カイジの上場を手伝うべきか。

〜〜〜

色々と詮索する。

岡持が次の日恒星に出前を届けた。

いつもはすぐに帰れと言っているのに今日はコーヒーを飲んで行くかと誘う。

その誘いに喜んで付き合った。
目的はただ一つ。
一体橘カイジはどんな人物だったのか知りたかった。

だけどそれを悟られないように少しずつ聞いていく。

どんなパーティーだったのか。
橘カイジはどんなやつだったか。
年齢は？
見た目は？
鐘が鳴りそうな男だった？

どうやら話した限りではいい人そうだったらしい。

だけどパーティーに出席していた人から良くない噂を聞いた。

呉羽とカイジは偽装結婚だと。

その頃、一人残された朱里は京谷の部屋を物色していた。
そして部屋の片隅から年賀状を発見する。

晶から送られてきた年賀状を見つけて、住所を確認したのだった。

〜〜〜

佐久間が変？

晶はクライアントのミヤコ特産の件で、エンジニアの佐久間に引き継ぎする。
ただ何やら様子がおかしい。
その契約が年契約であることを伝えると、別人にその話を引き継いだ方がいいと勧めてきた。

夢子は既に知っていたが、佐久間は転職を検討している。
だが他の同僚には全くそのことは明らかになっていない。

何やら業者が会社に入ってきた。

防犯カメラの設置会社だ。
九十九剣児は以前に、自分がいないところで陰口が話されているのを耳にして、録画するだけでなく録音できる監視カメラを導入することにした。

これには当然社員たちも自分たちを信頼できないのかと不満が漏れる。
だが社長はいつもの強気な一歩通行でその批判を一蹴した。

さらにお客がやってきた。

晶が元いた会社の樫村地所の筧が挨拶にきたのだ。
会社として本格的にECサイトを構築することになり、全ての事情を把握している晶のことを頼ったのだ。

九十九剣児にとっても部長の橋爪は先輩にあたる。
京谷もメンバーに含まれていた。

そして顔合わせも兼ねて今週末に懇親会があるらしい。
社長はノリノリだが、晶は喧嘩中なので複雑な表情を浮かべていた。

懇親会当日

社長と部長が近くでいっぱいやってからか来るらしい。

先に若手社員たちで飲み始めることに。
京谷が丁重に夢子と上野と名刺交換をした。

すぐに晶の彼氏であることが発覚する。
夢子は嬉しそうに上野に話した。

だがお互いビジネスの場ではあまりそういった面は出さないので気を使わないでくださいとことわる。

ここから少しずつ雲行きが怪しくなる。
お酒に呑まれやすい筧が場を荒らし始めた。

とにかく女性関係の質問で筧と夢子の相性が合わない。
夢子は無礼な態度にイライラMAX。

外まで聞こえるほど大きな声を出しているところに、九十九剣児が遅れて登場した。
そして登場するや否や晶を一喝する！

そんな態度に先輩の橋爪部長が九十九剣児を叱った。
深海さんを大切にしろ！

先輩の強権によって、社長のチャームポイントだったヒゲをバッサリ落とされていた。

〜〜〜

まだ関係は修復せず。

懇親会もお開きに。

晶と京谷は久しぶりに二人きりで会えた。
そしてこの前キスしていたの見たでしょ？と聞いてみる。

あの時京谷がいたのを知っていたと。

この発言には京谷も怒る。
自分がいるのを知っていながらキスするのはあんまりだ。
なんであんな軽薄な男と付き合ってるのか。
あいつは晶のことを馬鹿にしている。

これに対して晶は、京谷も同じと話す。
元カノを追い出さないことによって、私の気持ちをないがしろにしている。

晶に俺の気持ちなんかわかるはずない。
今の晶はちっとも可愛くない。

そう言うと、京谷は部長たちの二次会について行った。

〜〜〜

真実を確かめに行く。

恒星はまたしても呉羽のお店に。
前に話しを聞いた女性に呼び止められる。
どうやらメンズものの服があるので執着してほしいらしい。
試着室へと案内された。

晶もなぜか呉羽のお店に。
店の外で呉羽に会った。

「呉羽さんのせいだから」

今の自分がうまくいってない理由をどうしても呉羽のせいにしたかった。
京谷と呉羽があんなことになってしまったから。
そんな彼を私は責めてしまった。
それと似たようなことを私はした。
全てが堂々巡りだった。
とにかく混乱して、自分でもどこに原因があって責任があるのか分からなくなっていた。

そんな混乱している晶を呉羽は優しく抱きしめた。
ただ単にぎゅっとしたくなった。

〜〜〜

本当に偽装結婚ですか？

お店の中に入る。
勢いで愛がないのに結婚したんですか？と聞いてみた。

二人の会話が更衣室にいる恒星にも漏れ伝わってくる。

そんなつまらない理由で結婚なんてする？と呉羽は否定した。
そして自分の病気のことを話し始めた。
子宮を全摘手術してしまった。
卵巣は残っているが、子供はもう産めない。

自分の努力ではもう手に入れることはかなわなくなった。
どうしても恒星に相談することはできなかった。

きっとその話を聞いたら彼はこう言っただろう。

子供が産めないからなんだ、関係ない。

それでも自分にとっては大きなことだった。
彼とは都合のいい関係で、何も問題なければ今も続いていたと思う。
でもどんなに肌を重ね合わせても、こんなに大切な事を相談できないのって寂しい。

カイジにはそのことが話せた。

ここで女性スタッフが恒星が来ていることを伝える。
そのタイミングで、恒星は目も合わさずに店外へと飛び出して行った。

〜〜〜

晶が追いかける。

明らかに不機嫌な恒星を晶は追った。
どうやら呉羽にフォローを頼まれたらしい。

自分はそんなにも話すに値しない人間だったのかと悔しく思う。
結局呉羽のことは何もわかっていなかった。

だが呉羽は分かってくれていた。
実際に自分も、病気のことを伝えられていたら同じことを話していただろう。
呉羽は呉羽だから。

晶は、旦那の上場の仕事を引き受けてみればと勧めてみる。
どんな相手か気になるでしょ？
そしてもし大したことない男だったら獣のように奪えばいい！

またしても恒星相手なので言いたいことを言う。

ふたりはそのまま近くのバーへ。
そこで封筒の中から百万円の札束を取り出す。
晶はその光景にびっくりしてしまった。

「これ。悪いお金。」

〜〜〜

5tapへ電話

朱里は、この前飲み逃げしてしまったことを謝るために電話した。
そして警察だけには通報通報しないでください、と。

お金を払おうとすると、どうやら晶が全てを察知して代わりにお金を払っていたらしい。
そのことを知ると、またしても朱里は何ともいたたまれない気持ちになった。

晶のアパートに向かう。
そこに宅配業者が来ていた。
自分を晶だと偽って受け取った。
送り先は京谷の母親。

自分がこの前転売したお酢がまたしても送られている。

恒星は事務所に戻る。
そして札束に使用した1万円を戻して、しまってあった元の場所に置いた。
果たして彼は、悪事にまたしても手を染めてしまうのだろうか？

第6話終わり