会話を途切れさせないでつなぐ話法とは

 

前回のおさらい

それでは前回の記事に引き続いて聞く力と質問力について掘り下げていきましょう。前回の記事を読んでいない方は「会話の基本は質問力!苦手な人も聞く力を身につけよう!」を先にお読みください!

そちらの記事ではまず基本となる相手から話を聞き出す力とはどのようなことを意味しているのかそのベースとなる具体例についてご紹介しています。part1をお読みいただくだけでも新たな発見があることをお約束します。

つなぎ言葉の重要性

それでは今回の記事の1番メインとなる話を途切れさせないで会話を弾ませるつなぎ言葉の重要性について触れていきたいと思います。皆さんはそれぞれの人生においてそれぞれの経験に基づいて自らの会話を構築し、取捨選択を経て口から声を発していることと思います。その中で、話のメインとなる内容だけではなく、つなぎ言葉について着目した事はあるでしょうか?

このテクニックを日ごろから意識してここぞと言う場面で使いこなすことができれば、相手との会話は飛躍的に向上することをお約束します。つなぎ言葉はつまりエンジンにおける潤滑油のような役割を果たしてくれるのです。例えば話の内容に対してその理由について聞きたければ自然と「なぜ」と言葉を選択するでしょう。具体的な事象について聞いてみたければ「例えば」と話しているはずです。実際の会話において、東洋人西洋人を問わずその文法は正式なものではなく、フランクに砕けているものです。日本語においても正式な文脈に従えば、主語と述語を明確化し、そこに副詞や形容詞が付随するものですが、そのような事は全く意識されていないと思います。

ぜひ会話においていちど意識していただきたいのは、会話のほとんどが会話の内容を掘り下げるつなぎ言葉で占められている点です。このようなつなぎ言葉で質問された側は、その1つのメリットに相手にとっても回答するハードルが低く気軽に返答することができます。文法的に完璧な形をしている文章で質問されてしまうと聞きたい内容は同じでもやはり相手にとっては重苦しく感じてしまうものです。気軽さとカジュアルさを意識して相手にどんどんフランクに質問してみましょう!

話が長い人は無駄な内容が多い

ビジネスにおいてタイムイズマネーと言う言葉が存在している通り、価値やる仕事をしている人間は人間皆平等に与えられている時間を非常に重要視しています。そのような中で特に仕事において的を得ず話をダラダラと長時間している人間はイライラしてしまう対象となっている事でしょう。そのような場合において非常に便利な言葉があります。

要するに

つまり長く話している相手に対して時を見計らって要するにと、話の要点をこちらから絞ってあげるのです。ビジネス上の付き合いなので間違っても相手の話が長く分かりづらいなどと直接的な表現はやはり避けるべきだと考えますので、この言葉を使うことによって相手が本当に伝えたいことを表面化させてあげるのです。人によってはそれは失礼なのではないかと考えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、そのように長時間時間を拘束されてしまうのは建設的ではありませんし、こちら側としても相手が何を伝えたいのか明確化されていない場合、相手とのすり合わせがうまくいかず後々トラブルになってしまう可能性すらあります。ですからビジネスシーンにおいては積極的に「要するに」と発言すべきなのです。

ことを荒立てずに相手に対して意見を言う方法

毎日ビジネスやプライベートで他社と会話をしていれば必ず反論したくなる場面に遭遇することでしょう。お互いに素性がはっきりと分かりあっていて、喧嘩をしてもすぐに仲直りするような間柄であればあからさまに反論することがあっても良いと考えますが、やはり仕事相手を前にしては明らかに反論とも取れる行動は慎むべきだと考えます。これからにお互いの人間関係を構築しビジネス上の利益をもたらしていかなければならないので当然です。もしうまく相手を議論で封じることができたとしても、結果的にビジネスで仲違いに終わってしまったのであれば全くの本末転倒であるでしょう。それではバランスをとりつつうまく反論する方法はどのようなものが考えられるでしょうか?

まずは譲歩する

相手に敬意と尊重している姿勢を示すのです。初めから自分の意見が否定されてしまうと、相手にとっても気分が良いものとは思いませんし、その後に自分が発する言葉に対しても必要以上に過敏になってしまいます。まずは相手の考え方に賛意を示して相手の満足感を満たしてあげましょう。自分の気持ちが裏腹であっても表面上はまずはそのような姿勢を示すのです。

その次に相手を全面否定せず自分の意見を述べる

決して相手をやり込めると考えるのではなくあくまでも自分の1つの意見を聞いてもらう感覚で主張してみてください。あくまでもあなたの考え方は素晴らしい。その中でも私はこの部分についてこのような提案をしたいと考えているがいかがでしょうか?仮にこのようなソフトな言い回しで相手が自分の意見を取り入れてくれたのであれば御の字で、もし受け入れられなかったとしても相手としては自分の考え方に賛意を示してくれているあなたに対して悪い印象は持っていないでしょう。そして必要以上にそれ以上主張を繰り返さないことです。ビジネスとは単発的な部分ももちろんありますが、多くの場合は長いスパンをかけて関係性を構築していくものです。きっとそのような一つ一つの積み重ねによって、あなたの主張が受け入れられる日がやってくるでしょう。

知らず知らずのうちに否定的な言葉を発していないか!?

ここまでの私の文章読んでいただければなんとなくでも雰囲気は伝わってきているかと思いますが、会話においては相手を気持ちよくさせて聞き役に徹することが実は会話上手である1つの側面なのです。相手を気持ちよくさせて、自分が話そうとしていた内容以上のものを引き出すこと。それができればあなたは立派な聞き役として成立しています。

だからこそあなたは話し手にとって気分を害するような発言は厳に慎まなければなりません。自らの会話を振り返ってみて、「でも」「どうせ」「無理」「難しい」など否定的な言葉を発していませんか?このような言葉を使ってしまうと、使っている本人以上に場の空気を悪くしてしまいマイナスのオーラに覆われてしまうものです。どれだけ有能な能力やスキルを有している人物であってもこのようなマイナス思考の発言を繰り返している限りその能力を十二分に発揮することは難しいでしょう。またマイナス思考の発言をしている人物にあえて仕事上の相談事をしようとする人物も限りなくゼロに近いでしょう。すなわち良好な信頼関係を築くことができず、仕事の幅も広がらないものです。だからこそ先に触れたような言葉は極力はしないように毎日注意かけてください!

気配りを忘れない!

気を配りすぎるのは非常に精神的にこたえますし、確かに問題があるかもしれません。しかし相手を重んじて相手を尊重する精神は日本独特の非常に奥ゆかしい文化でもあります。それではどのようにすれば気配りをすることができるのかちょっとしたコツをご紹介したいと思います!

まず積極的に相手の話に耳を傾けることから始まります。そうすることによって相手がどのような言葉をチョイスして会話をしているのかを認識することができます。また声の高さやペースなど細かい部分にも気配りすることができるようになるでしょう。そして初めは慣れないかもしれませんが、特に相手の話すスピードを意識してそれに合わせるようにしてみてください。さらに余裕が出てくれば、相手がチョイスした言葉を重複して使うのです。そうすることによって無意識ではありますが相手にも同調性と呼ばれる心地の良い空間が生まれるものなのです。

すべてはどのような配慮をすれば相手にとって心地よく相手が喜んでくれるのか。

きっとそのようなことを常に心の中に秘めている人物は、相手から好かれる要素を兼ね備えていることでしょう。次号については、「他人から好かれて信頼されるためには」について深く掘り下げていきたいと思います。

 

 

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