中学聖日記 | 再放送はいつ？予定時間をご紹介します［8話 | 11月27日］

彩乃を待ち伏せる

どうしても彩乃に会いたい美和は、次の日学校の前で待っていた。

久しぶりの親子の対面。

学習発表会で着るドレスを作ってあげるねと美和が優しく声をかけてもどこかよそよそしい態度をとる。

おばあちゃんに作ってもらうからいい。

聖先生の悪口をみんなに言ったんでしょ？そんなお母さん嫌い。

偶然その現場を見ていた聖は思わず目線を外してしまう。

寂しさと悔しさから美和はますます自暴自棄になっていく。

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勝太郎の告白

サークルの先輩の結婚式が決まった。

でも仕事が立て込んでいる聖は参加できそうも無い。

勝太郎に電話してお祝いを渡しておくようにお願いした。

ついでに、勝太郎は聖に付き合っている人がいることを報告する。

聖もよく知ってる不思議な原口さん。

今は彼女と一緒にいられるだけで幸せだった。

そんな幸せそうな勝太郎に、聖は心から嬉しくなる。おめでとう。

晶はルナとカフェで待ち合わせ。

期間限定のパンケーキを注文した。

だが、あれ以来久々の再会に晶の表情は暗くて何もしゃべらない。

しばらくしてからやっと話し出す。

あれから先生と会った。

自分の気持ちは変わっていなかった。

あの時のままだった。

ただ先生はもう来るなって、、。

それならとルナは私と一緒にいようと誘うが、晶はもうしっかりとケジメをつけたかった。

付き合うことはできない。

でもルナは諦めない。

絶対に別れないから。

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晶は実家に呼ばれる

母親が話があるらしい。

偶然にも玄関先で郵便の配達員から手紙を受け取った。その中に父親からの手紙も含まれていた。

どうゆうこと？

先週学校に行ったの3日だけ。

進学も取りやめてすぐに就職を希望している。同席していた上布も驚いた。

偏差値が高い高校の選抜クラスに入る晶は大学に進学するべきだと考えていたからだ。

とにかく晶は早く独り立ちしたかった。

仕事に就きたかった。

それはあの人のため？

早く対等になりたいの？

愛子が聞く。

この前先生に会いに行ったことを伝える。

また勝手な行動をとった母親に幻滅する。

だが心配しすぎだった。

先生には同じ職場にすでに彼氏ができていた。

だからもう先生と何かあることはない。

でも就職するならどのような目的があるのかどんな大人になりたいのかしっかり教えてほしいとお願いする。

自分で決めて自分で責任取る。

全く会話にならなかった晶と愛子。

愛子はもうどうすればいいかわからず頭を抱えていた。

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勝太郎が海外赴任？

突如として勝太郎に海外赴任の可能性が舞い込んだ。計画しているのは、原口部長。

家に帰り原口に確かめた。

俺って試されてる？

どんな答えを出すか。

原口はただの人事だと話す。

勝太郎は一つ決めていたことがある。

離ればなれになるとうまくいかなくなる。

それは聖のときに身に染みて分かった。

だったら今後はもし海外赴任するなら入籍したい。

もちろん原口さんは付いてきてもこなくてもごちらでもいい。

ただそれだけで安心して離れられる。

よほど苦い経験が堪えたのだろう。

原口はギュッと抱きしめて、私たちは自由に好きでいられるから心配しないでと声をかけた。

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酔い潰れた美和を、、

聖は居酒屋で酔い潰れている美和を見つけた。放っておくわけにもいかずに家まで送り届ける。

急に優しくなった聖に違和感を感じる。

部屋に入ると作りかけの彩乃の妖精の衣装があった。

聖は彩乃ちゃんが喜びますと話すが、美和はゴミ箱に捨ててしまう。

もう何をやっても彩乃は帰ってこないし変わらない。

それでも聖は変えるために努力し続けるべきだと訴える。

だが、美和にあなただって逃げてるだけじゃないの？と言われてしまった。

送り届けた帰り道、ドキッとする人物に出会う。

なんとまた晶が現れた。

晶は家に届いた手紙の件でどうしても先生に相談したいことがあった。

でも、今学校で問題となっている最中の聖は晶の存在を迷惑だと考えてしまう。

自分には先生しかないから。

だからもう来ないで！！

、、、分かりました。

切り捨てたいんですね？

過去の自分に嘘ついてなかったことにする。

新しい場所で新しい自分になりたい。

でも僕は過去をなかったことにできない。

全部大切な思い出で自分だから。

岩崎とは別れて、中学生の時も自分が全部勝手にやったことです。

先生はもう気にしないでください。

ただちょっとがっかりしました。

そう言い残して晶は去っていった。

学習発表会当日

この日のために一生懸命準備してきた生徒たちはのびのびと演技をする。

自分の子供の成長を喜ぶ保護者たちで辺りは感動に包まれた。

劇も終盤に差し掛かった頃、子供たちがきらきら星を歌う中、美和が訪れた。

～

聖は彩乃ちゃんにお母さんが来てることを伝える。

お世辞にも上手いとは言えない。それでもしっかり愛情を込めて作った妖精のピンク色のドレスを劇は終わってしまったが差し出した。

お母さんちょっと留守にするね。

それは美和の決意だった。

仕事を見つけて落ち着いた生活を取り戻してまた一緒に暮らせるように準備する。

おばあちゃんや周りの人から、お母さんはだらしのない人だと言われる。

でも彩乃ちゃんはお母さんが大好きだった。

絶対に迎えに来て待ってるから。

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聖の告白

美和は改めて根も葉もない噂を流したことを謝罪する。

聖は黙ってその謝罪を受け入れた。

その時、脳裏に浮かんだのは晶の言葉。

【過去を切り捨てて新しい自分になる？】

待ってください！！

あの噂は本当です。

ある中学校の男子生徒に教師とはあるまじき特別な感情を抱きました。

会場にいた保護者たちはざわめき出す。

そのことがきっかけで前の中学校を辞めました。こちらの学校に来てからは何とか教師を続けたくてその噂が広まるのが怖くて今まで黙っていました。

裏切ってしまい申し訳ございません。

、

その告白をしてから、学校には保護者からの電話が殺到する。

すべての事情を知っていた千鶴は肩身が狭い。ほかの先生たちの動揺も隠し切れない。

事態の大きさから、正式な処分が下されるまで聖はクラスの副担任を外れて、職員室の事務作業を命じられた。

千鶴は教室で聖になんでわざわざあのようなことを話したのか聞いた。

聖はこれだけお世話になっていたのに裏切るような形になってしまったことを謝罪する。

でもこのまま逃げ続けていけば本当の自分を見失ってしまう。いい先生になるなんて到底不可能。だから話しました。

千鶴は聖らしいと認めながらも、これで小学校にいられなくなることを恐れた。

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上布が怒る。

晶が上布の家に帰ると、上布がリビングで待っていた。そしてソファーに座るように指示する。

どうやらバイト先から連絡があって何日も休んでいるらしい。

学校にも行かなくなり最近の目に余る行動に黙ってはいられなかった。

もう進学するつもりないから、と早々に自分の部屋に戻ろうとするが上布が止める。

愛子さんへの冷たい態度も許せなかった。

でも晶にも言い分はある。

母親は父親の件でずっと自分に言えない秘密を抱えていた。父親以外の男性と不倫関係になって離婚したのに自分のことを棚に上げて、命令する母親が許せなかった。

だが、上布は何をどう言おうがここの下宿代も学費も全て用意してくれているのはお母さんと怒る。

今は守られている存在なんだ。だから安心させてやれ！

わかったわかった！もういい！

晶は話もそこそこに部屋に戻りカバンを叩きつけた。

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晶が行方不明に

上布は部屋を覗き込む。

しかし書き置きを残して晶は姿を消していた。

「今までお世話になりました。さようなら」

必死の形相で愛子が駆け付けた。

未だに晶は発見できていない。

手当たり次第連絡して探す。

その頃、聖の小学校にルナが訪れる。

黒岩来てますか？

来てないよ。

ほんとですか？

聖は晶が行方不明になったことを聞いて驚いた。

ルナは行くなら絶対にここだと思った。

聖はその日気になって仕事が手につかない。

放課後、学校宛に電話が。

聖が電話を取ると晶だった。

黒岩くん？いまどこ？みんな心配してる。

晶は聖に今までのことを感謝して思い出話をする。先生の授業が好きだった。これからも頑張ってください！さよなら先生！

黒岩くん？いまどこなの？

(アナウンス)山江島行きフェリーはもうすぐ出発です。

プープー

聖はアナウンスで聞こえてきた山江島を調べる。

そこに野上先生が現れて、一緒に帰りましょうと誘われた。

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この街から出ませんか？

一緒に帰っている時も、聖の心はドキドキしていた。晶のことが気になって仕方ない。

野上は聖に唐突ではあるが、僕に付いてきてもらえませんか？と願い出る。

野上のお父さんが倒れて、急ではあるが実家の料亭を継ぐことになったのだ。

だから一緒に、、。

聖は、はいと首を縦に振ることができなかった。

答えがわかっていたかのように、野上先生は受け入れて、会いたい人がいるのでは？と聖の背中を押す。

聖は一礼して必死に自転車を漕ぐ。

タクシーに飛び乗り、フェリー乗り場へ。

山江島行きのフェリーはまもなく出発だった。

港からフェリーを確認すると中には晶の姿が。聖は思わず飛び乗ってしまう。

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、

、

黒岩くん！

せ、せんせい？！

ブー

フェリーは2人を乗せて山江島に向けて出発した。

第8話終わり