僕とシッポと神楽坂 | 全話 動画を無料視聴する［11月23日見逃し］

まめ福がアンニュイ

まめ福が軒下で1人黄昏ている。
何があったというのか？

芸子の2人と達也が気にかける。
勇気を出して声をかけてみるが、達也は怒鳴られてあっという間に退散する。

2度目もチャレンジしてみたが、同じく機嫌が悪い。
まめ福に何があったのか？

トキワは熱でダウン中。
大地がお母さんを心配する。

学校休んで看病しようかと話すが、ただ学校をズル休みしたかっただけだった。
母ちゃんが風邪が治ったらコオ先生の家に遊びに行きたいらしい。
この前はトキワが風邪を引いてお泊まり会は流れてしまったから。

いってきまーす！！

〜〜〜

トキワがいないだけで、、

トキワは熱で病院を休んでいる。
患畜は次々とやってくるが、トキワがいないだけで綿棒もトイレットペーパーもどこに置いているかわからない。

いつも当たり前のようにいてくれる存在がいなくなって初めてその重要性に気づくことがある。
トキワがどれだけ坂の上動物病院で活躍してくれていたから達也は身に染みた。

ここで名倉から電話が。
飲みの誘いだ。

俺は結婚したい！
今日の名倉はいつも以上に荒れている。
どうやら出版社への企画書がボツったらしい。

仕事もないし金もない。
俺はどうしてこのままずっと独身で結婚できないんだ！

俺たちは寂しく死んでいくんだな！

達也は俺たちという言葉に反応。
達也にも今気になる人ぐらいいる。

この日は荒れた名倉を宥めるので精一杯だった。

〜〜〜

まめ福の悩み

家に戻るとまめ福が一人でお酒を嗜んでいる。
付き合って。

達也はまめ福の相手もすることに。

なぜアンニュイな気持ちになっていたのかこれでわかった。
なんとお客さんからプロポーズされたのだ。

老舗ホテルの二代目。
肩書きは申し分ない。

ただ芸者の仕事も大好きなので悩んでいた。

達也の母親は一人の方が気楽とアドバイスしてくれた。
すず芽はすぐにでも結婚した方がいいと。

私だって子供が欲しい。
そのことを考えるとちょうどいい適齢期なのかもしれない。

そんな人生設計を考えているまめ福が達也にとっては新鮮だった。
まるで普通の女の子みたい。

その後達也が怒鳴られたのは言うまでもない。

〜〜〜

トキワから連絡

この日も体調を崩しているトキワはお休み。
トキワがいない中、なんとかコオ先生と堀川は力を合わせて頑張っていた。

仕事をする中で、自主的に患畜用の薬のリスト表を作ってくれていたことに気づく。
このようなフォローしてくれているから自分は円滑に仕事ができていたんだ。
達也は感謝した。

そこにトキワから電話が。
大地からだった。

先生助けて！

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トキワは眠りから目が覚める。
目を覚ました時に、目の前にコオ先生がいた。

大地がお母さんのご飯を準備してほしいから呼んだのだ。
最近コオ先生を異性として認識しているトキワは、乱れた髪と服を恥ずかしそうに直す。

勝手にお邪魔してごめんなさい！
もう少しでおかゆ炊けますよ！

台所でコオ先生と大地が仲良さそうに料理している声をトキワは幸せそうに聞いていた。

美味しい！

トキワはコオ先生のおかゆを食べる。
大地はささっとうまいとご飯を食べ終わり、サッカーに出かけた。

二人きりになったので少し沈黙が訪れる。
本当に優しい味で美味しい。

白だしを使った達也の自信作だった。
料理がうまいコオ先生に感激する。

子供の頃から母親が仕事でいなかったので自然とできるようになった。

いつでもまた作りにきますよ！
そんな優しい声かけにトキワは女子は勘違いしちゃいますよ、とポツリとつぶやく。

達也はそんなトキワに自分の気持ちを思わず伝えそうになる。

勘違いというか、僕は、、、

トゥルルルル

電話がタイミング悪くなってしまった。

トキワもなんとなく恋愛のムードが漂っていたのを察知していたのでお互いに苦笑い。

もしもし！

名倉）ラブの様子がなんかおかしいんだ！

〜〜〜

ラブは脳腫瘍の疑いが、、

コオ先生は病院に戻ってラブちゃんの診察をする。
確かにフラフラして足元がおぼつかない。

様々な角度からチェックしてみる。
神妙な面持ちで名倉に診断の結果を伝える。

おそらく脳腫瘍、、。
いずれにせよここでは設備が整っていないので、ナルタウン動物病院で確定診断をすることに。

田代の見立てもやはり脳腫瘍だった。
しかもこのまま放置すれば命に関わってしまう。

オペをすることは可能だが、成功率は半分。
しかも入院費まで含めるとその治療費は総額100万円を超える大手術となってしまう。
すぐには答えが出せず一度持ち帰って検討することに。

〜〜〜

まめ福が飛び込んでくる！

今後のラブの治療について名倉が悩んでいるところになぜかまめ福が怖い形相でやってきた。

なんでラブの病気に気づかなかった？
ラブのブログが更新ストップしていたから気になっていた！

コオ先生はどういうことか意味が分からない。
名倉は真実を話す。

実は去年まで二人一緒に暮らしていた。
そしてラブは2人が飼っていたペットだったのだ。

名倉は確かにラブの調子が1ヶ月前ぐらいからおかしくなってきたことを伝える。
でもお金がなくて病院に連れて行くことはなかった。
少し落ち着いた時期もあったけど、また2週間前ぐらいから悪化した。

自分にラブのことを任せてくれたのに、こんなことになって申し訳ないと頭を下げる。

まめ福は手術について聞いた。
やりに怒りが収まらない。

そこに達也がラブを連れてきた。
ラブにとっては2人はパパとママ。
子供はパパとママが喧嘩しているのを悲しくなる。
久しぶりに揃ったんだから、今は悲しむようなことはやめてあげて、、。

まめ福は納得して優しく抱きかかえた。
名倉はラブをしばらく預かってくれるようにお願いした。

〜〜〜

すず芽は嫉妬

この日も時間になったのでコオ先生はトキワの看病をしに家に向かった。
堀川がお留守番。

すず芽がお弁当を届けにやってきた。
だがどこを探しても達也の姿が見当たらない。

堀川からトキワの家に行ったことを知らされると顔面蒼白！
このままではまずい！
達也さんが取られる！

だが何事においても鈍い堀川はただの看病だけだと思っていた。
それだけではなく、なぜか話が飛躍してすず芽が自分のことを好きと勘違いしていた。

ギャーギャー言いながら二人がじゃれあっているのをまめ福はラブを抱きかかえながら、うっさいなーと吐き捨てる。

ラブとの出会いを思い出す。

ペットショップにラブはいた。
そこにはいつも定職についていない名倉の姿が。

ペットショップの前で二人は知り合いになった。
しょぼくれて冴えないようなところが自分みたいで気に入って、名倉はかれこれ3時間犬を見ている。

まめ福も無愛想で売れ残っているのを自分と重ね併せていた。

そして2人は付き合うようになり、ラブを家族に迎え入れることになったのだ。

トキワの思い出

コオ先生は今日は風邪によく効く甘酒を作ってあげた。
トキワは嬉しくてこんなに美味しいと太ってしまうと笑顔。

そんなトキワの様子にコオ先生も嬉しそう。

トキワはこの前、コオ先生が加瀬先生とトキワと大地が写る写真を見て少し寂しそうな表情を浮かべていたので、今日はハンカチで隠していた。

コオ先生には知っていてほしい。
自然と昔の話をする雰囲気になる。

この7年間ずっと帰ってくると信じて待っていました。
無事でいてくれて。
でもこの前、コオ先生に僕たちを頼ってくださいと言われて心がホッとした。

思わず愛の告白のようになってしまったトキワは赤面する。
達也はトキワにもっとお話ししてくださいとお願いする。
もっともっとトキワさんのことが知りたい。

そこに大地が道だらけになって帰ってきた。
どうやら水溜りで転んでしまったらしい。
コオ先生はまるで父親のように一緒にお風呂に入ってあげる。
そんな様子にトキワは安心した表情を浮かべた。

〜〜〜

コオ先生の夢

寝ているトキワの横で、達也は自分の夢について語る。

坂の上動物病院をもっと飼い主と動物が触れ合える場所にしたい。
スタッフも徐々に多くして働きやすい環境を実現していきたい。

ペット先進国のドイツやスウェーデンに比べたらまだまだ日本は後進国。
日本にもシェルターのシステムを導入すれば、ひとりぼっちの動物たちの救いになるかもしれない。
そんな場所も作っていきたいと考えている！

横になりながらトキワは素敵な夢ですね、と語った。

達也は加瀬先生の話も聞かせてください、とお願いする。
大地の口笛で『椰子の実』が聞こえてきた。

いつもトキワが吹いているから覚えたようだ。
この歌を教えてくれたのは加瀬先生だった。

前の職場で同僚として働いていてたくさんのことを学んだ。
まだ小さかった大地をたった一人で育てていた。
周囲は反対したけど、加瀬先生のことが好きだったから一緒になるのに迷いはなかった。

二人はこの日、お互いのことを少し知れた。

〜〜〜

トキワが職場に復帰

元気よくトキワが坂の上動物病院に戻ってきた！
空気の読めない堀川は太りました？とデリカシーのない発言。

でも美味しいものをたくさん作って一緒に食べていたコオ先生とトキワは目を合わせて笑顔になった。

その頃、名倉はまめ福を訪ねていた。
なんとかラブの手術代を稼ぐために出版社に当たっていたがどうしてもお金を作ることができなかった。
だから頭を下げてまめ福に必ず返すから手術代を出してくれとお願いする。

だが、まめ福ははじめからそのつもりだった。
何よりもラブのために、、。

そこに名倉の携帯に祥談社から連絡が。
打ち合わせ場所に向かうと、なんとそこでラブのブログ記事を書籍化してみないかとの話だった。

喜び狂いながら坂の上動物病院に！
ラブのおかげだ！と抱きかかえる。

〜〜〜

ナルタウン動物病院で執刀する

コオ先生は、田代にラブの執刀をお願いした。
田代は達也が助手につくことで了解する。

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オペ当日

まめ福と名倉は家族待合室にいた。
そこに手術着に着替えたコオ先生が。

2人のラブを助けてくださいという想いを受け取った。

「頑張ります！」

髄膜腫は正常な脳組織と境界が明確でないので手術は困難を極める。

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〜〜〜

手術は無事に成功

2人にラブの無事を報告する。
本当にラブちゃんは頑張ってくれた！
また2人に会いたかったんだと思う。

まめ福と名倉はお礼を述べてラブの元に駆け寄った。

後日、名倉はラブの件もあるからまた付き合わないかと話す。
だが、まめ福は進行していた老舗旅館の2代目と婚約することを決めたようだ。

それには名倉はがっくり、、。

〜〜〜

まるで家族のように

大地は町内で開催されるイカダ大会に行こうよ、と誘う。
トキワは迷惑だと考えて少し遠慮しながら行かない方向で考えていたが、達也は3人で行きましょうと笑顔で話す。

それにはトキワも嬉しくなり了解した。

今日の仕事も終わり、トキワと挨拶を交わす。
また明日もよろしくお願いします！
確実に二人の距離は縮まりつつある。

そんなご機嫌なトキワは大地をたい焼き屋さんに連れて行ってあげた。
夕飯残しちゃだめだよ！

トキワの携帯電話が鳴る。

｢加瀬トキワさんの携帯でよろしいですか？｣

なんと相手は外務省で、加瀬佑の件で話があるらしい。
なんと行方不明だった夫が発見されたのだ。

その頃達也にも一本の電話が入る。
古巣のアメリカの大学病院から連絡が入る。

新しいプロジェクトがあるから君も参加してくれないか？
優秀なスタッフを世界中から集めている。

距離が縮まりつつあった二人。
偶然にも時を同じくして、互いを引き裂く運命が迫りつつあった。

第7話終わり次週最終回